← 前のページへ   1  2  3  4  5  6
 
 
Colum NTS研究会vol.68から
去る9月22日JRE設計会議室にて建築家の佐々木龍郎氏、JRE設計設計本部コスモス設計部長の高津靖夫氏を講師に迎え、今期2度目のNTS研究会が開かれました。年間テーマである「公共空間としての駅を考える」を元に、駅の建築やスペースのあり方などを多岐にわたってお話いただきました。

研究会のはじまりに、佐々木氏が‘01年にJR東日本に提案したコンセプトワークを発表いただきました。その中で、駅は様々な速度を持つ人間が集う場所と定義し、ひとの動きをうまく整理した建築計画を提案。例えば、巨大コンコースのコンセプトモデルや、速度によって使用する階層を分ける、ヴォイドを設けて各階層の見通しを良くするなど、“駅(station)=speed scape”であるというキーワードを導きだしていました。ターミナル駅での人の流れを撮影したフィールドワークのプレゼンテーションもあり、斬新な角度からの考察に今後の駅の可能性を伺い知る事ができました。

高津氏からは、JR東日本の「ステーションルネッサンス」についてお話いただきました。“鉄道建築=鉄道関連施設(駅舎、プラットフォーム等)+生活サービス施設”と位置付け、鉄道建築に求められることを考察する機会となりました。特に、ユニバーサルデザインに関する研究と取り組みに公共空間としての駅のあり方を考えさせられるものでした。「コスモスプラン=通過する駅から集う駅へ」の事例として、東京、大宮、品川の大開発。中央線沿線(阿佐ヶ谷、西荻窪)、西船橋の改装。中央線高架化にともなう開発(武蔵境以西)をご紹介いただきました。

発表後、メンバー間で意見交換が行なわれました。新たなコミュニケーションの場、また情報やサービスを享受する場としてのソフト面への期待は、管理者の視点と利用者の視点をクロスさせて様々な意見があがりました。また、駅空間を構成するマテリアルなど、ハード面での検証も。今後の駅を通過点でなく憩う場にするという、想像を膨らませる足掛かりになったのではないでしょうか。

NTS研究会とは、現在活躍されている方をお呼びした勉強会を通じて、今後の新しい事業領域を模索する会として1996年にスタートし、今年で9年目を迎えます。空間創造を行なうゼネコン、建材、設備機器メーカー、シンクタンク等と建築家・デザイナーをつなぐ異業種交流会です。互いのリソースを共有し、制約無く自由闊達に意見交換できる場として今日に至っています。今年度は、あと3回(11月、1月、3月)を予定しています。当研究会にご興味のある方は、下記までお気軽にお問い合わせください。

NTS研究会に関するお問い合わせ先:
NTS研究会事務局/尾池
E-mail:oike@sumibe.co.jp  FAX:03-5462-3495


写真は、2005年7月に開催された67回目の研究会の会場風景。(会場:住友ベークライト)
 



 
デコラニット通信
通巻52号 平成17年10月発行

〒140-0002
東京都品川区東品川2-5-8
天王州パークサイドビル
Tel:03-5462-4170
Fax:03-5462-4902
情報提供のお願い
読者の皆様のなかで、最近「デコラ メラニット」関連商品を使用した物件や近々ご使用の予定のある物件がありましたら、当編集部/尾池までE-mailまたはFAXにてお知らせください。「デコラニット通信」での紹介等、検討させていただきたいと思います。また、掲載されました場合は粗品を贈呈いたします。ご協力をよろしくお願いいたします。

E-mail:oike@sumibe.co.jp  Fax:03-5462-4902
デコラニット通信  編集部/尾池
 



 
← 前のページへ   1  2  3  4  5  6